わやわや独女noまたやめんの?

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道産子30代独女の"わや"な生態をゆる~く。

【バセドウ病】内服治療の実際~検査値とメルカゾール内服量の調整法~

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ども!バセドウ病の内服治療を始めて20数年のCLEARFILEです。

 

バセドウ病とは、甲状腺ホルモン産生の増加によって、頻脈(脈が速くなる)・食欲増進・体重減少などの代謝亢進症状を呈する病気です。

 

感じとしては寝ていてもマラソン中みたいな感覚ですかね。安静時でも脈拍は100回/分以上、お腹も空くし、ご飯もたくさん食べる。でも、それ以上に(身体は)運動していることになっているから体重は減っていく、といった感じです。

 

治療は、①内服治療、②アイソトープ治療、③手術が主なものとなります。そして治療法の第一選択となるのが、内服治療。

今回は内服治療の進め方について書いていきたいと思います。

 

 

内服治療のゴールとは? 

CLEARFILEは、バセドウ病と診断されてから内服治療を続けてきました。内服治療のゴールは完治というよりは寛解

 

寛解とは、

病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態。または見かけ上消滅した状態。癌(がん)や白血病など、再発の危険性のある難治の病気治療で使われる語。例えば、癌が縮小して症状が改善された状態を部分寛解、癌の症状がなくなり検査の数値も正常を示す状態を完全寛解という。

出典:寛解/緩解(カンカイ)とは - コトバンク

 

完全に治るわけではなく再燃する可能性はあるが、症状がなくなり検査値も正常を示す状態を目指すということです。

 

バセドウ病の血液検査値

内服治療で第一選択となるのは、甲状腺ホルモン薬であるメルカゾール薬です。

 

そして、メルカゾール薬の服用量を決めるために必要なのが血液検査の結果となります。

バセドウ病の主な血液検査と正常値】

甲状腺ホルモン値(バセドウ病では高値)

  • FT3:2.00~4.40(pg/dL)
  • FT4:0.80~1.90(ng/dL)

甲状腺刺激ホルモン値(バセドウ病では低値)

  • TSH:0.45~4.50(μg/mL)

★TSH受容体抗体値(バセドウ病では高値)

  • TARb:2.0以下(IU/L)

 

バセドウ病の場合、甲状腺ホルモン値(FT3/FT4)、およびTSH受容体抗体値(TARb)が高値を示し、甲状腺刺激ホルモン値(TSH)は低値を示します。

 

内服治療の進め方

内服治療を始める場合、まずは甲状腺ホルモン値がどの程度上昇しているかを確認して、メルカゾールの量を決定します。

【初期段階】

1日15mg(3錠)程度から始める場合が多い。

重症の場合は1日30mg(6錠)程度まで増量するというのが、現在の基準になっているようです。

 

CLEARFILEは、1日45mg(9錠)から開始したので、けっこう重症だったんでしょうかね~?

【調整方法】

甲状腺ホルモン値(FT3/FT4)を見ながら、メルカゾールの量を増減させる。

甲状腺刺激ホルモン値(TSH)が上昇し、正常値となるのを待つ。

 

そして、内服治療で一番重要なのがTSH受容体抗体値(TARb)です。これが陰性(2.0以下)にならない限り、メルカゾールの内服は続けることが必要となります。

 

TSH受容体抗体(TARb)値が陽性(2.0より高値)の状態でメルカゾールの内服を中止すると、再燃する可能性がかなり高くなるためです。

 

【内服治療の重要ポイント】

①TSH受容体抗体値(TARb)が陰性になるまでメルカゾールの内服を継続する。

②メルカゾールの内服によって、甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモン値(FT3/FT4)が低下)となった場合は、甲状腺ホルモン薬(チラーヂン)を併用する。

 

CLEARFILEの場合、このTSH受容体抗体(TARb)値がなかなか2.0以下とならずメルカゾールを止めることが出来なかったのですが、そんなときの強い味方が併用療法です。

 

甲状腺ホルモン値(FT3/FT4)が低下しても、メルカゾールを止めることが出来ないとなると、甲状腺機能低下症に伴う症状に悩まされることになります。

 

そこで、低下している甲状腺ホルモンを内服薬(チラーヂン)によって補い、甲状腺機能低下症に伴う症状を軽減させるのが併用療法。

 

この方法によって、ツラい症状が続くことなく、TSH受容体抗体(TARb)値が陰性になるのを待てるというのは、バセドウ病患者にとってありがたいことです。

 

CLEARFILEとしては、バセドウ病に伴う症状よりも甲状腺機能低下症に伴う症状の方がキツかった印象なのです。

【メルカゾール中止の判断】

甲状腺ホルモン値(FT3/FT4)が正常範囲内

甲状腺刺激ホルモン値(TSH)が正常範囲内

③TSH受容体抗体値(TARb)が陰性

 

TARb値が陰性になったら、メルカゾールの服用量を1日おきに1錠や、週に2錠というようにギリギリまで減らしていきます。

 

メルカゾールの内服量が減っても、血液検査の結果が正常の状態を数ヶ月継続できたら、いよいよメルカゾールを中止します。

 

中止している間も定期的に血液検査を実施。

 

バセドウ病の内服治療は寛解率が低いため、再燃する可能性があります。再燃した場合は、すぐにメルカゾールの内服を再開します。

 

CLEARFILEは今までに2回中止したことがありますが、どちらも数ヶ月後には再燃してしまっています。

 

 

現在は、3回目のメルカゾール中止に向けて慎重に様子を見ている段階です。

 

まとめ

メルカゾールによる内服治療は、治療の期間が長くなりがちで寛解率も低いことは確かですが、CLEARFILEは諦めずに内服治療で完全寛解を目指したいと思います。

 

ですが、今回の方法で完全寛解を目指せるのは3回までだそうです(CLEARFILEの主治医談)。

 

CLEARFILEは、今度が最後のチャンスということになりますので、主治医もかなり慎重に治療を進めてくれています。

 

内服治療で寛解しない場合や、内服治療が出来ない場合(内服治療薬で副作用がでたり、アレルギーが出た場合など)、早急に治す必要がある場合は②アイソトープ治療や③手術を検討していくことになります。

【メルカゾール内服中の副作用】

  • 無顆粒球症:血液中の白血球(顆粒球)が減少することで、感染症にかかりやすくなり、重症化しやすくなる。
  • アレルギー(アナフィラキシーショック):薬によるアレルギー症状を起こす場合がある。メルカゾールが内服NGな場合は、チウラジール/プロパジールを検討する。
  • 肝機能障害:バセドウ病でも肝機能障害が出現するため、バセドウ病によるものか副作用か鑑別が必要。
  • 血尿:まれに腎機能障害を起こすことがある。

 

メルカゾールは服用量に比例して副作用の出現率が上昇するため、とくに服用量の多い初期段階で注意が必要となります。

 

必ずや、最終チャンスをモノにして完全寛解してみせます!